私たちのジャムは、
千葉県産の果物をたっぷり使い、
素材の美味しさをそのまま感じてもらえるよう、
シンプルな材料で手作りしています。
使うのは、果物と砂糖、有機レモン果汁だけ。
香料や保存料、ペクチンなどは使っていません。
糖度は約40%※
低糖度だからこそ果物本来の風味が生きていて、
口に入れたときに素材の香りや果肉感が広がります。
使うのは、手打ちのさわり銅鍋。
和菓子職人さんがあんこを炊くときに使う銅鍋は、
熱の伝導率が非常に良いことで
煮詰める時間を必要最小限にできることが特徴です。
ジャムは煮詰める時間が短ければ短いほど、
果実の色はより鮮やかになり、
繊細な香りを閉じ込めることができます。
煮詰める時間を短くするためには、
一度に大量に煮ることはできません。
そのために私たちは
銅鍋で少量ずつつくることにこだわり、
すべて手作業で作っています。
果物の香りが引き出された最高の一瞬を逃さず、
ジャムというより“果実のおいしさそのもの”を閉じ込めるような気持ちで作っています。
もともとは、農園で完熟しすぎたり傷がついたりして、
ロスになってしまうブルーベリーを使うことが、
ジャムづくりの始まりでした。
-本当はおいしいのに捨てられてしまうなんてもったいないー
まだ、アップサイクルなんていう言葉を知る前の、
小さな農家の
食べ物を大切に思う気持ち。
今では、近くのいちご農家さんから始まり、
白井の梨、横芝の梅など、千葉県内の他の農園の果物も使わせていただいています。
いざ始めてみると、
同じジャムでも、果物によって作り方は全く違いました。
新しい果物に出会うたび、
刻んだり潰したりピューレにしたり
煮詰め時間や品種の配合を変えながら
どうすれば本来のおいしさを最大限引き出せるを考えながら、日々試行錯誤しています。
そうしてつくったジャムたちは、
「やっぱりうちのジャムが一番!」
と、ちょっと誇らしくなる。
私たちの自信作です。
たくさんの方に、「美味しい!」と思ってもらえたら、
それが何より喜びです。
※梅ジャムのみ糖度60%